腸は、食べたものを消化して栄養を吸収し、老廃物を排出するだけでなく、免疫機能にも深く関わっています。
腸が健康に働いていないと、アレルギーだけでなく、様々な病気を引き起こす原因となります。
腸内環境を整えて毎日を元気に過ごしましょう。
腸の働き・免疫機能
腸の主な働きは、栄養素を消化吸収することです。
そして、有害な物質や老廃物などをからだの外に排泄します。
例えば、食物と一緒に有害な物質が体内に入った場合、腸は脳よりも素早く察知し、大量の液体を分泌することで、からだの外に排泄します。
このように、腸には免疫の働きを担う免疫細胞が集中しています。
腸の免疫力が活性化すると、アレルギー、風邪やインフルエンザ、病原性大腸菌O-157なども予防改善すると言われています。
腸は第二の脳?
腸には、脳の次に神経細胞が多く存在しています。
腸は、腸神経系という独立したネットワークを形成し、脳や脊髄の命令が無くても臓器を動かすことが出来ます。
「幸せ物質」と呼ばれる神経伝達物質セロトニンは、腸内でも作られます。
しかし、腸内細菌がいない状態ではセロトニンは増えません。
腸内で作られたセロトニンが脳に送られるためにも、腸内細菌はとても重要です。
腸内細菌とは?
腸には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌が存在します。腸内環境の健康は、腸内細菌のバランスを良くすることが重要です。
善玉菌
消化・吸収を助け、腸管運動を促します。また、腸内でビタミンを作ったり、免疫力を高めます。
(乳酸菌、ビフィズス菌など)
日和見(ひよりみ)菌
善玉菌か悪玉菌の影響力の強い方に加勢します。
(無毒性悪玉菌、連鎖球菌など)
悪玉菌
腸内を腐敗させて、便秘、下痢、免疫力の低下などを引き起こします。
(大腸菌、ウェルシュ菌、ブドウ球菌など)
腸内環境は、過剰なストレスや生活習慣の乱れ、老化、抗生物質の服用などが影響して悪化すると言われています。
主な症状としては、便秘や下痢、免疫力の低下、肌荒れなどが起こりやすくなります。
毎日の食事で、腸の働きを良くするものを摂る
腸内環境に最も大きな影響を与えているのは食生活です。
乳酸菌、ビフィズス菌、納豆、オリゴ糖、食物繊維を積極的に摂ることを意識して、バランスの良い食事を心掛けましょう。
【植物性乳酸菌】発酵食品、味噌、醤油、漬物、キムチなど
【動物性乳酸菌】チーズなど
【ビフィズス菌】ヨーグルトなど
【オリゴ糖】果物、野菜など
【食物繊維】野菜、根菜類など
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まとめ
善玉菌が増えると、日和見(ひよりみ)菌が味方になってくれて、ますます腸内環境が良くなります。
基本の食事を和食にして、お味噌汁や納豆、お漬物、野菜を多めに摂って、腸に良い環境を作ってあげてください。