ステロイド以外の治療 新薬

デュピクセント病院リスト・新薬デュピルマブ(皮下注射治療)

投稿日:2018年11月19日 更新日:

アトピー治療新薬デュピルマブ・デュピクセント

アトピー性皮膚炎の新たな治療法として登場したのが「デュピルマブ」(商品名:デュピクセント、発売:サノフィ)。
2018年1月に厚生労働省によって製造販売承認され、4月より一般向けにも診療が開始されました。

ステロイドのような免疫抑制剤ではなく、バイオ製剤による皮下注射の治療です。
海外では、米国、欧州、カナダ、オーストラリア、韓国などで承認されています。

この記事では、画期的な10年ぶりともなる新薬「デュピルマブ(デュピクセント)」についてや治療が受けられる病院をご紹介します。

デュピルマブ(デュピクセント)とは?

デュピルマブ(デュピクセント)は、アトピー性皮膚炎などの慢性的な皮膚の炎症において中心的な役割を果たしているとされるインターロイキン4(IL-4)とインターロイキン13(IL-13)の過剰な働きを阻害するヒトモノクローナル抗体です。

IL-4/13によるシグナル伝達を阻害し、アトピー性皮膚炎に深く関与するTh2型炎症反応を抑える働きがあります。

アトピー新薬デュピルマブデュピクセント

出典:サノフィ株式会社 https://www.support-allergy.com/

どんな人がデュピルマブ(デュピクセント)治療の対象?

今までの標準治療、外用剤(ステロイド外用剤やタクロリムス軟膏)による治療を一定期間行っても効果が不十分で十分なコントロールが行えない中等症~重症の成人アトピー性皮膚炎の人。

現在は、15歳以上で標準治療を6カ月間行っても十分な治療効果が得られない場合に、標準治療と併用できることになっています。

 

デュピルマブ(デュピクセント)治療 皮下注射の用法・用量

投与開始日のみ、2本(600mg)を皮下注射します。

その後は2週間に1回、1本(300mg)を皮下注射するので、定期的に通院が必要です。

 

気になる副作用は?

以下のような症状が出た場合は投与を中止し速やかに主治医に相談する。

過敏症反応として、ふらつき感、息苦しさ、心拍数の上昇、めまい、嘔気、嘔吐、皮膚のかゆみや赤み、関節痛、発熱など。

その他、注射した部位に発疹や腫れやかゆみ、ヘルペス感染(口周りや唇に発疹など)、結膜炎(目やまぶたの炎症症状、赤み、腫れ、かゆみ、乾燥)など。

 

デュピルマブ(デュピクセント)治療の価格

※平成30年4月現在の薬価です。

初回(2本)163,280円

2回目以降(1本)81,640円

参考

保険で窓口の支払金額は1~3割になります。

3割:6~69歳、70歳以上で現役並み所得者
2割:70~74歳で一般・低所得者
1割:75歳以上で一般・低所得者

高額医療制度もご確認ください。

 

新薬デュピルマブ(デュピクセント)治療が受けられる新薬取り扱い病院

私がネットで検索して見つけることができた、新薬デュピルマブ(デュピクセント)を取り扱っている病院です。
紹介状などが必要な病院もあるかもしれませんので、詳しくお聞きになりたい方は、各病院へお問合せください。

東京都

野本真由美クリニック銀座
〒104-0061 東京都中央区銀座4丁目6-1 銀座三和ビル4F
TEL:03-4405-5100(営業時間:10:00〜18:30)

野本真由美クリニック銀座ブログ デュピクセント


 

医療法人社団 東京慈光会 ひふのクリニック人形町
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-2-3 アライヴ人形町3F
TEL:03-6661-1276

お知らせ アトピー性皮膚炎治療薬「デュピクセント®」の注射について


 

帝京大学医学部附属病院
〒173-8606 東京都板橋区加賀2-11-1
TEL:03-3964-1211(代表)

皮膚科|診療科紹介|帝京大学医学部附属病院 アトピー性皮膚炎外来(水・金 PM)


 

わかば皮膚科クリニック
〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F
TEL:0422-22-1232

デュピクセントの治療を開始する前に確認すべきこと


 

医療法人財団 荻窪病院
〒167-0035 東京都杉並区今川3丁目1番24号
TEL:03-3399-1101

皮膚科からのお知らせ > アトピー性皮膚炎に対し生物学的製剤による治療を開始しました


 

医療法人社団 慈泰会 中野皮膚科クリニック
〒164-0001 東京都中野区 中野2-30-3マルニビル 5F(中野駅南口より徒歩2分)
TEL:03-5342-0722 [休診日:日・祝]

お知らせ > デュピクセント治療を始めました

医療コラム > 重症者を対象とした新薬が保険適用に


 

たけうち皮フ科クリニック
〒144-0052 東京都大田区蒲田4-10-14 あすとウィズ3階(京急蒲田駅直結)
TEL:03-3734-1655

皮膚科医療ブログ>アトピーの注射 デュピルマブ

神奈川県

シオン皮フ科クリニック
〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目20-3リバサイドビル2F
TEL:045-470-6432

シオン皮フ科ドゥオ
〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-6-16 367新横浜3階
TEL:045-474-4112

ノア皮フ科クリニック
〒222-0037 神奈川県横浜市港北区大倉山3-1-3 ポルテーゼ3階
TEL:045-633-8740

ルカ皮フ科クリニック
〒222-0011 神奈川県横浜市港北区菊名1丁目6-11 平田ビル2階
TEL:045-947-4122

★当院では横浜労災病院と連携し生物学的製剤の投与を行っております。

青森県

青山のむら皮膚科
〒036-8062 青森県弘前市青山1丁目10-1(弘前駅から約10分)
TEL:0172-34-8822

診察内容>アトピー性皮膚炎

秋田県

皮ふ科・小児皮ふ科 お肌のクリニック
〒010-0864  秋田県秋田市手形住吉町1-3 三愛会ビル2F(秋田駅西口から徒歩10分)
TEL:018-874-7558

診療メニュー>皮膚科一般>生物学的製剤

岩手県

こずかたクリニック 皮膚科
〒020-0839 岩手県盛岡市津志田南3丁目14-88 (岩手飯岡駅から徒歩約7分)
TEL:019-637-1112

診療科目>アトピー性皮膚炎>生物学的製剤


 

医療法人 佐々木皮膚科
〒020-0114 岩手県盛岡市高松2丁目3-50
TEL:019-661-0611

当院からのお知らせ>アトピー性皮膚炎の新しい治療薬

福井県

日本赤十字社 福井赤十字病院 皮膚科
〒918-8501 福井県福井市月見2丁目4番1号
TEL:0776-36-3630(代)

福井のニュース>医療>アトピーの中・重症者に新注射薬 今春発売、治療選択肢の一つに

愛知県

咲くらクリニック
〒446-0072 愛知県安城市住吉町5丁目15-1
TEL:0566-96-5500

咲くらクリニックブログ 今日も咲くらで > デュピクセント


 

白鳥皮フ科クリニック
〒456-0071 愛知県名古屋市熱田区明野町1−1
TEL:052-678-0088

スワンブログ > 院長ブログ > アトピー性皮膚炎の注射が始まりました。

兵庫県

兵庫医科大学
〒663-8501 兵庫県西宮市武庫川町1番1号
TEL:0798-45-6240(受付8:30〜11:00 電話予約15:00〜16:30)

兵庫医大皮膚科 乾癬・アトピー診療のブログ


 

兵庫県立尼崎総合医療センター
〒660-8550 尼崎市東難波町二丁目17番77号
TEL:06-6480-7000(代)

新たな診療取り組み >AGMC 塗り薬で十分改善しない重症のアトピー性皮膚炎の患者さんを対象に新たな治療を開始

広島県

こころ皮ふ科クリニック
〒731-3168 広島県広島市安佐南区伴南1-5-18-8-303
TEL:082-849-5477

待ちに待ったアトピー性皮膚炎の注射薬です


 

ひらぐん皮ふ科・アレルギー科
広島県広島市東区牛田本町6丁目1-27うしたみらいビル5F
TEL:082-502-8010

デュピルマブ(デュピクセント®)について


 

県立広島病院 皮膚科
〒734-8530 広島市南区宇品神田一丁目5番54号
TEL:082-254ー1818(代表)

県立広島病院広報誌

デュピルマブ(デュピクセント)治療でアトピーの症状が治まっている時に心と体を整えておく

デュピルマブ(デュピクセント)治療を継続する目安は約6ヶ月と言われています。

デュピクセントやステロイド、お薬をずっと使い続けなくても大丈夫な自分になるために、アトピーの症状、湿疹、炎症が治まっている時にも油断せずに心と体を整えておくことが大切です。

このブログでもアトピー改善のための情報を沢山アップしています。
是非参考にしてみてくださいね。


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美涼

中学生の時に肌の痒みや症状が悪化、脱ステロイド、離脱症状を経験。 その後、一進一退を繰り返し30年以上あらゆる治療法を試す。 自己啓発や心理学に出会い、自分の思考が現実を作り出していると自覚する。もう一度生活を見直し、思考の修正でお肌が改善。 これまでの自分の経験、体験談を紹介し肌に悩む方に役立つ情報を発信していきます。

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